矢部の日記

感情のままに勢いに任せて殴り書き

RDG1-7巻 感想

RDG、1-7巻を読み返してのざっくり感想。

7巻は読まずに放置していた。1-6は読んだことあったけど、刊行された時(1巻読んだのは小学生!)に読んだのみだったので細かいことは忘れていた。


まず6巻の《泉水子がまだ知らないことは、星の数ほどあるのだった。》という〆の文。

〆の文が美しい/印象に残る作品はいいな。大好き。


相楽深行、すごい…。

というのがまず最初の感想。かっこよすぎるな?

そして瑞穂に追い詰められてる時に泉水子が深行に告白(原義)するシーン。

深行が息を飲んで棒立ちになった、ってあるけど、ここの深行の心中よ。深行……笑。


あと7巻中編の“ココア”で慌てる2人は可愛かった。

なんで泉水子もキスは封印できるのにココアと遭難というワードで赤面するんだ。その方がオタク的には尊いポイント高いんだが??

他にも手を取ってスケートしてるとき(笑)に、

本音を言うなら、ずっと手を握っていられるだけでもスケートは偉大だと思っている、

って地の文にしっかり書いてあったところ、めちゃめちゃ笑った。



水子と深行は、取り敢えずここまで。

私が何よりも整理?したいのは、雪政と紫子。



“いっしょに死ぬことのできる人” ?????



他の人のRDG感想を何件か読んでアッ、て思った考察は、

姫神にとって深行は初めて

=いままで深行は存在しなかった?

=今までは、雪政と紫子が泉水子の両親だった…?  


また、同時に、

姫神にとって鳳城学園の生徒は新しい

=泉水子が鳳城学園に進学するのは初めて?

=大成と紫子が結婚したことでこの√が開かれた?


深行が生まれたのは今回初めてというのと、鳳城に進学するが初めてだというのはまず当たっていると思う。

大成と紫子が結婚したことで鳳城に進学したという点もわかる気はする。大成が推したから紫子も賛成した、とあるし。


でも、結論から行くと当たっているのだろうけど、、

いままでは雪政と紫子が結婚していた、というのには少し唸ってしまう。


紫子の子供が泉水子であり、姫神として覚醒するのは、何度やり直しても必ず起こる事象として決定されているのだろう。

同じように、もし雪政の子供が深行として生まれることが決定されているのなら深行が姫神にとって初めましてとはならないはず。
仮に、やり直す前に雪政の子供が(深行とは違う名前で)別に存在していたとしたら、姫神九頭龍大神の時みたいにそれを匂わす、はず。自信なくなってきた。
香織の名前は出てきたけど、結局登場はしなかったから、雪政ではなく香織の子供が深行と決まっている線もメタ的に考えて無いだろう。

ここで妖狐×僕SSの「その人をその人だと定義付けるものってなんだろう」という言葉(うろ覚え)を思い出して、ちょっと混乱した。笑。


以上から、

雪政の子供(泉水子を除く)が生まれるのは今回が初めて

=雪政と紫子は今まで結婚していた

というのは本当だったんじゃないかと思う。

 


けど! だけども!


雪政が紫子を好きになる図/好きだった図は正直容易に想像出来る、けど、紫子が雪政を好きになる図は想像出来ない。

まあ、好きじゃなくてもいくらでも結婚出来るし、紫子が望めば、雪政は紫子と結婚するだろう。


雪政と香織は、深行の想像通り、何らかの取引があって結婚して深行をもうけたと思う。香織の背景も何かまだありそうだし。

小学生?のころ初めて読んだ時は、「あ〜勢いで出来ちゃったのかな〜」からの「いやわざと同じ歳の子作ったでしょ」みたいなことを思った記憶がぼんやりあるけど、今回読んだらその線は半分当たり、半分外れって感じがした。

行きずりで作ったわけではないけど、雪政が紫子の子供と同じ歳の子共を作ろうと予め画策したようにも思えず。

香織と紫子の歳はわからないけれど、雪政大成紫子香織の4人だと、雪政が1番年下な気がするのもあるかな。


話は逸れるけれど、雪政は紫子が望めば何の躊躇いもなく紫子と結婚するだろうけど、泉水子が望んでも深行は絶対に泉水子と結婚しないと思う。自分が好きでも、自分だけが好きだったら。

そこが深行泉水子尊いことろで、雪政紫子のエモいところだとは思う。


紫子が雪政と恋愛結婚した図は絶対ないと思っているので、紫子が雪政を選んだのには理由があるとはずだけど、その理由ってなんだろう。

大成と出会わなかったからとか?


姫神が1番入念にやり直したのは紫子に人生だというのなら、その紫子の人生をスピンオフとかでもっと見せてくれよ…て気持ち。またRDGの世界の続き読みたい…。



ぼんやりと、雪政は紫子を恋愛的な意味で表面には出さずに慕っていたけど、大成と紫子の距離が近付いて、カムフラージュ的な意味合いで香織と何らかの取引を(比較的急拵えで)して、深行をもうけた、という気がしている。

雪政の親戚が一切出て来ないから、雪政の親戚には山伏組織は全然関係ないと思ってる。なんなら、深行を見てると、雪政も小さい頃に両親亡くしてそう。

香織と雪政の取引内容は、雪政側からしたら山伏組織に近づくためとか、カムフラージュのためとか、色々妄想が膨らむのだけど、香織側のメリットは思い浮かばない。香織の描写がないから当たり前か。

香織が雪政に対して恋愛感情を持っていたか/そしてそれを表に出していたかについては、恋愛感情ありの表には出てない(けど雪政は気付いてる)だと思う。


香織と雪政が離れた理由も、香織が雪政に耐えられなくなっただけでなく色々ありそう。





纏まらなくなったのでこの辺で。後半雪政のことしか考えてないな。笑


2020/11/30